Cambridge Design
Partnership Ltd.
グローバルな医療デバイス開発を担うUKのデザインコンサルティングファーム

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About

創立25年のCDP社は、医療デバイス開発の専門家集団です。​リサーチャーをはじめ、デザイナー、ソフトウェアエンジニア、メカニカルエンジニア、サイエンティストなど約350名を擁し、医療デバイス開発をフルカバレッジでサポートします。

Examples

AVON

スマートパッケージを
活用した
ユーザビリティ検証

課題と提案

世界的なビューティブランドAVON社の画期的なアンチエイジング製品。この製品の効果を最大限得るためのカギは、製品両端のディスペンサーを週替わりで使い分けることですが、それが本当にユーザに受け入れてもらえるのかが課題でした。​そこで、CDP社のもつdiialogTMテクノロジーを用いて容器内部にセンサーを取り付け、ユーザがどのようにこの製品を使うのか検証することを提案しました。

開発

まず、CDP社内での複数回のトライアルを経て、使用方法を明確に定義。その上で必要なセンサー構成を設計し、製品の見た目を損なわないようにセンサーやバッテリーを組み込みました。1ヶ月に及ぶ検証期間にも耐えうるデバイスにすることに成功しました。

結果

1ヶ月の検証の結果、ユーザーは期待通りにディスペンサーを毎週反転させて使用することが可能であるという検証結果が得られました。また今回の結果からさらなるアドヒアランス向上の施策も見出すことができました。

BeeBetter

小児患者にやさしい
パウチ容器の開発

課題と提案

薬を欠かさずに服用するのは誰しも難しいものです。それが子供ならなおさら。CDP社が提案するBeeBetterコンセプトは、簡単に使えるパウチ容器であるだけでなく、飲み込んだ最後にとっておきのお楽しみがあります。スプーン一杯のハチミツが最後に出てくる仕掛けで、誰でも簡単に薬を平らげてしまうのです。

開発

このパッケージコンセプトを立案する際、何よりも患者を全ての中心に据えることを大切にしました。これにより、シングルユースのBeeBetterは、直感的に使えるデザインと楽しみを一つに。最後に出てくるハチミツは、薬とハチミツを分離して入れられ、吸い続けるだけで破れるシーリング構造で実現しました。

結果

Beebetterは子供でも使えます。適量しか出ないので安心ですし、最後にハチミツというご褒美があるので子供たちは進んで平らげてしまいます。また、携帯性に優れるので旅先に持って行くことも簡単です。

diialog™

ユーザーエクスペリエンスの可視化

課題と提案

ドラッグデリバリーデバイスは、患者の操作技術によって服薬量が左右されたり、使いにくいとアドヒアランスが低下するのが課題です。CDP社のミニチュアセンシング技術を用いたdiialogは、既存のDPIやインジェクターの内部に組み込むことができ、いくつもの重要なキーファクターの数値化とモニタリングを可能にします。

開発

diialogのセンサを組み込むことで、例えばDPIであれば吸入量、吐出量、内部湿度、使用角度、使用時間などを計測し、使用時のユーザーエクスペリエンスの数値化を可能にしました。また、計測したデータをもとに、どのように使われたのかを詳細にビジュアル化して再現することも可能です。

結果

diialogによって、今まで見えづらかった服薬時のユーザーの挙動や機能性が手に取るようにわかるようになりました。例えば、DPIのデバイス内部の湿度上昇や、使用角度が水平でない場合などに服薬のパフォーマンスが低下することがわかりました。こうした一つ一つの情報が臨床試験を何倍も有益なものにし、またユーザーエクスペリエンス向上にダイレクトに寄与します。

Klarus

アドヒアランス向上のための
オートインジェクター・
プラットフォーム

課題と提案

オートインジェクターの使用には煩雑な作業がともないます。薬液の冷蔵保存、投与前の温め、注射針の用意などです。Klarus Autoinjector Management Systemはこうした操作を半自動化し、オートインジェクター体験を簡素化します。

開発

Klarusには、CDP社のもつ最先端のメカ、エレキ、ソフト、通信のテクノロジー、膨大なユーザデータ、人間工学技術、レギュラトリーの知識を結集させました。操作の簡素化とともに、環境にも優しいシステムとなるよう、試行錯誤を重ねて開発しました。

結果

Klarusは毎回ルーティンで行う繁雑な作業を半自動化することで、服薬アドヒアランスを大幅に向上させることが可能です。購入方法は様々で、サブスクリプションベースのサービスとしても利用可能です。​Klarusはその革新性が評価され、2018年のRed Dot Awardを受賞することができました。